福 島 西 部 病 院
福島西部病院 診療再開について
診療再開について (2021-01-19 11時16分 )
2021-01-19
新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、令和2年12月19日(土)より外来診療及び新規入院患者、健診センターの受け入れを休止しておりました。この間多くの患者様に多大なるご不便、ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。下記日程の通り令和3年1月21日(木)より順次再開することといたしました。
外来診療 :1月21日(木)より再開
歯科 :1月21日(木)より再開
新規入院受け入れ :1月25日(月)より再開
健診センター :1月25日(月)より再開
救急輪番 :2月 7日(日)より再開
<院内感染の経路及び感染拡大の原因>
陽性患者様はすべて病棟に入院中あるいは退院した患者様でありました。陽性の職員は当該病棟あるいは病棟に立ち入る職員であり、外来(医科、歯科)及び健診部門からの陽性者は認められませんでした。このため、病棟内および職員間での感染が示唆されました。院内で感染が広がった要因について、以下のことが考えられました。
- 患者様の特異性(高齢患者様が多い、喀痰により頻回な吸引が必要、自覚症状の把握が困難等)により、症状のみから積極的に新型コロナウイルス感染を疑うことが困難でありました。
- 患者様への看護、介護の際に職員が密着することが多いが、個人防護具の使用が十分ではない場合がありました。
- 体調変化を認めた場合にも、職員が勤務を継続することがありました。また、休憩時や食事においてマスクを外した会話等があり、感染対策の意識が徹底されておりませんでした。
<当院のこれまでの対応>
- 外来診療、新規入院受け入れ、手術及び健診センターの停止
- 全職員及び全ての入院患者様に対するPCR検査の実施
職員 165 名 ※それぞれ3回~6回実施
入院患者 44 名
延べ 695 回の検査実施
- 外部の感染対策支援チームの要請
- 感染拡大防止のための環境整備(清潔区域と汚染区域の区分け)
- 陽性患者様の他医療機関への転院
- 福島市保健所の指導による感染状況把握のための調査及び院内全域の消毒
- 職員への感染対策研修会の複数回実施
<再開に向けた判断>
令和3年1月3日の最終の陽性者確認から、2週間の観察期間において陽性者が確認されなかったことから、これ以上の院内の感染拡大はないと判断いたしました。
<今後の感染防止に向けた対応>
- 患者様、健診受診者様等、来院者全員への検温及び体調確認の徹底
- 入院する患者様に対するPCR検査の実施
- 発熱等の有症状患者様に対する必要な検査の実施
- 診察及び看護、介護時の適切な個人防護具装着の徹底
- 全職員の健康管理(出勤時の体調確認・検温、体調変化時の勤務停止等)
- 感染対策体制の強化、職員への感染対策教育の継続した実施
- 環境整備の徹底(清掃、消毒、換気等)
今後とも感染対策を厳とし、地域医療に根ざした良質な医療を提供し、市民の皆様の健康を守るため全力を尽くす所存です。今まで同様のご支援を賜り、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
福島西部病院
院長 奥秋興壽